世界初、話せる二次元アイドルの考察とそのデザイン 後編
ひょんなことから萌え萌えのアニメ番組のロゴを
依頼されることになった私。
萌え市場のトレンドを探るために独自にリサーチした結果、
以下の要素をロゴに入れることが、
萌え界でのメジャー感生成に必要なのだと結論付けました。
1.文字をまるくて、かつ太くする。
2.★や♥、シャドウやグラデなどの装飾的要素を入れる。
3.メジャーなフォントは使わない。
4.文字間を重なるくらいに詰める。
5.ピンクか暖色を入れてみる。
詳しくは、
をご覧下さい。
で、完成したビジュアルがこちら。
問題なく萌えた。と、思いますw。
依頼主も納得の萌え感。ほっと一安心。
こうして、世界初の話せる二次元アイドル「こちむす」こと、
「こちら娘島高等学校ほーそお部」のタイトルが完成したのでした。
今回はこの「こちむす」についても少しご紹介したいと思います。
世界初、話せる2次元アイドルのデビュー
株式会社MUGENUPが制作した「こちむす」。
彼女たちがデビューした先は、
DeNAが運営するアイドル特化のライブキャスティングサービス
「SHOW ROOM」というプラットフォーム。
ここではアイドルたちが生放送でユーザーのコメントを拾ってくれたり、
「ギフト」と呼ばれるアイテムをステージ上に投げ込んだりできます。
つまり、アイドルとリアルタイムでコミュニケーションができるサービス。
それがSHOW ROOMです。
https://www.showroom-live.com/
今のところ、このサービス内には生身のアイドルたちの番組が軒を連ねているのですが、ここに二次元のアイドルユニットをデビューさせるという
なんとも破天荒な企画が、この「こちむす」でした。
初回の「こちむす」放送の様子。
いったいこれの何が新しいかというと、彼女たちは、
「リアルタイムに会話できる初の2次元アイドル」なのです。
モーションキャプチャの技術を応用し、
声優さん達のジェスチャーや口の動き・顔の表情までを、
アニメキャラがリアルタイムで再現。
しかも、それをネットで生放送して、ユーザーとコミュニケーションを
とることが可能になりました。
声優の動き、顔の表情をリアルタイムで二次元キャラに反映。
第一回の放送では2000人を超える観客が彼女たちの放送にアクセスし、
非常に良いスタートを切ったようです。
まとめ
まだまだ実験段階の要素も多いかと思いますが、
この試みが確実に動画コンテンツの新しい領域を拡張したと感じています。
こういった双方向動画の技術は
割とアイドルやゲームといったような、
娯楽性の強い業界で意欲的に開発されているように見えます。
おそらく、このような業界のほうがマネタイズ方法も確立されているので、
参入も実験もスムーズに行えるからかもしれません。
今はまだ萌え萌え番組ですが、エンタメ畑で有用性や精度が実証されていくと、
それが医療や教育などの導入に少し慎重になってしまいそうな業種にも
徐々に普及していくという流れをたびたび見かけます。
いずれ、この萌え萌え番組のおかげで、
自宅にいながら治療や診断を受けられたり、
世界中の好きな授業をどこでも受けられる、
といった未来が待っているかもしれませんね。
ちなみに、「こちむす」は
毎週月曜日の21時から引き続き
SHOW ROOMにて放送とのことです。
先週見逃した方は、次週「話せるアニメアイドル」を
体験してみてはいかがでしょう。